ラボ
ひつじ羊を食べる

世界には羊肉を使った多彩な料理があります。北海道の「ジンギスカン」、肉を重ねて回しながら焼く「ドネルケバブ」、骨付きのロース肉を焼く「ラムチョップ」などが代表的です。切り方、焼き方、煮方、香辛料やタレの使い方によって、同じ羊肉でもまったく違う料理になります。世界の料理を比べると、羊肉がいろいろな味付けと合う食材だと分かります。ラムチョップのように骨付きのまま焼く料理もあれば、ケバブのように薄く削いで食べる料理もあります。ジンギスカンでは食べやすい大きさに切った肉を鍋で焼きます。料理ごとに切り方や火の入れ方を変えることで、羊肉の食感や香りの違いを上手に引き出しているのです。
松尾ジンギスカンの特徴は、肉を焼いてから別のタレにつけるのではなく、あらかじめ生タレに漬け込んだ「味付ジンギスカン」であることです。さらに松尾ジンギスカンを専用鍋食べる場合は、中央の山で肉を焼き、周囲の溝に野菜とタレを入れて煮ます。肉汁とタレを野菜に含ませ、最後にうどんなどを入れて味わうため、単なる焼肉というより「鍋料理」として楽しめます。世界の羊肉料理の中でも、肉と野菜、タレを一つの鍋で一体にして味わう独自のスタイルです。
出典:農林水産省『うちの郷土料理(北海道ジンギスカン)』2022年
参考確認:農林水産省「にっぽん伝統食図鑑 ジンギスカン」